Antithesis

シングルバトルの構築記事

SVシーズン25 最終1位.5位

 

このたび念願の最終1位を獲得することができたので、簡潔に構築記事を書かせていただきます。

 

【コンセプト】

・受けにストレスフリーな構築

・ある程度サイクルすることができる柔軟性の高い対面構築

・スタンに対して一貫した立ち回りのできる構築

 

【個体紹介】

オオニューラ@脱出パック 毒手

テラス:炎

意地っ張り 155-200(252)-81(4)-x-100-172(252)

 

インファイト、フェイタルクロー、猫だまし 、テラバースト

 

対面性能を高めるAS特化

 

脱出パック+風船サーフゴーの組み合わせで神となったポケモン

具体的な強い動きの一例として、シーズン24最終1位のようなスタンの初手ガブリアスに対して猫だまし→インファイト(脱出パック発動)→サーフゴー交代(風船で地面技透かし)→シャドーボールorゴールドラッシュでほぼ無償で突破することができる。(サーフゴーが僅かに削られるorステルスロックだけ撒かれて退場といった展開になることが殆どであった)

サーフゴーを殴る際にテラスを不要とする炎のパンチも捨てがたかったが、H4振りサーフゴーを倒せる確率の高いテラバースト(炎)で採用した。

 

カイリュー@拘り鉢巻 マルチスケイル

テラス:ノーマル

意地っ張り 167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)

 

神速、地震、逆鱗、炎のパンチ

 

崩しの性能を最大まで高めるAS特化

 

ガチ脳筋ポケモン

受けに偏った構築、面倒な展開構築などをパワーで破壊する。

逆鱗、地震、神速はどれも頻繁に使用するので絶対に必要だが、あまり使用しない@1の技を色々模索した結果、構築全体でやや重たいアーマーガアに対する打点としてたまに生きる炎のパンチで今回は採用することにした。

SVランクマッチにおいて鉢巻カイリュー採用構築の最終1位は今回が初めてらしい。(Xを見て知った)

 

サーフゴー@風船 黄金の体

テラス:フェアリー

控え目 171(68)-x-116(4)-188(140)-117(44)-136(252)

 

ゴールドラッシュ、シャドーボール、悪巧み、自己再生

 

H-臆病サーフゴーのシャドーボール確定耐え

B-端数

C-臆病全振りより高く

D-DL対策

S-最速

 

フェアリーテラス+風船でレギュHあるあるの地面+龍の範囲を完封できる神ポケモン

自己再生を採用せず身代わりで採用する人も多いが、ママングライであったりキョジオーン構築とサイクル戦ができる自己再生がシンプルでベストだと感じた。

眼鏡サーフゴーに無償で突破されるのが嫌で最速にすることも考えたが、最終日スカーフっぽい個体以外にミラーで上を取られたことがほぼなかったので最後まで準速で使い続けた。

 

ヘイラッシャ@食べ残し 天然

テラス:鋼

腕白 257(252)-123(20)-176(196)-x-90(36)-48(4)

 

ウェーブタックル、地震、欠伸、守る

 

H-最大

B-11n最大

A-H4振りサーフゴーを地震で確定2発

D-余り

S-端数

 

有象無象のカイリューのストッパー。

他2体の選出がカイリューで終わっていてもこのポケモンを裏に添えるだけで選出破綻を回避できるあまりに性能が破格なポケモン

鋼テラスすることによってシルクガチグマやブリジュラスに抗うことができた。

 

マスカーニャ@広角レンズ 新緑

テラス:悪

陽気 151-151(164)-102(92)-x-90-192(252)

 

叩き落とす、宿木の種、身代わり、トリプルアクセル

 

A-トリプルアクセルで無降りマスカーニャを確定一発

B-無振りグライオン地震を身代わりが14/16で耐える

S-ミラーで上から動ける確率を高める最速

 

自分しか使っていなかったであろう革命ポケモン

従来はただの運ゲー技であるトリプルアクセルを合法的に使うことが可能。(3回当たる確率97%)

このポケモンを採用したことによって、対面寄りの構築で重くなりがちなキョジオーンorママングライ+マスカーニャといった受け攻め構築に対して有利に戦うことができた。

 

ポリゴン2@進化の輝石 ダウンロード

テラス:ゴースト

穏やか 191(244)-x-111(4)-134(68)-151(180)-82(12)

 

シャドーボール、冷凍ビーム、自己再生、電磁波

 

H-奇数最大

B-端数

C-H4振りサーフゴーを霊テラスシャドーボールで確定一発

D-余り

S-麻痺した最速ミミッキュ抜き

 

雰囲気ポケモン

マスカーニャやセグレイブといった明確に不利なポケモンがいない構築に対して選出し電磁波で裏のサポートをしたり、霊+氷の範囲で龍や地面が多いスタンを荒らすなどした。

ダウンロード対策の努力値振りを施したサーフゴーなどでこのポケモンを対策している人が多かったと思うが、上手くダウンロードでCが上がるポケモンと対面させることができれば裏から出てくるサーフゴーを逆に狩ることができた。

 

【基本選出】

オオニューラ+ヘイラッシャorポリゴン2+サーフゴー

 

スタンに対してはほぼこれで投げていた。 

基本の動きは初手オオニューラでインファイト脱出パック発動→サーフゴーで、初手で大きな削りを与えつつオオニューラに飛んでくる地面技を風船で透かして大きなアドバンテージを得た状態から試合をスタートさせるのが理想。

経験則で判断していたので正直なところ綺麗に言語化はできないが、相手の構築にゴーストテラスでオオニューラに奇襲を仕掛けてきそうなポケモン(ウェーニバル、ブリジュラス、ガチグマなど)が複数いたら対策の対策としてポリゴン2を初手に投げるイメージ。

その他、相手の受けポケモンに応じてカイリューやマスカーニャを崩しの駒として選出していく。種族値の高い受け回しには火力の暴力で抗えるカイリュー、低速低下力のタイプを駆使する受け回しだったら器用な崩しができるマスカーニャといったように判断していた。

 

【結果】

TNあやち 最終1位 レート2202

TNてらすあむ 最終5位 レート2164

 

【最後に】

シーズン16で最終3位(初王冠)を獲得して以降、ずっと最終1位だけを目指して取り組んできて、やっと目標を達成できて安堵。

最終1位チャレンジこそしたことがなかったものの、何度も最終日朝方に最終1位が狙えるラインにいっては溶かしていたので努力が少し報われた気がする。

社会人ゆえこれから先は潜れる時間も少しずつ減ってくると思うが、自分の中ではまだまだだと思っているので今回の結果に飽き足らずとりあえずは2度目の最終1位を目標に頑張っていきたい。

 

X:@mor_peko__

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